山口好則さん[有限会社アマノ 営業] vol.3

fg:それはまあ、製材業としては大変ですよね。。。

や:ええ。でも昭和40年代はめちゃくちゃ儲かったらしいんだよね。
最初に製材工場がすごく減ったっていう話をしたけど、製材工場って倒産が少なくって。自主廃業とかはあるけど。
その当時は毎年お客さん連れて海外行ったり、球場に巨人戦見に行ったり。すごかったんだよ〜。

fg:ええ〜?信じられないですね。。。

や:その頃は、千歳(注:いわゆる浜松の「花街」)のクラブが天竜の材木屋一軒お客に持ってればやっていけるって時代だった。
みんな長財布が立ったらしいよ。

fg:そんな時代があったんですね〜(驚)。でも今、その子供や孫の世代は苦しんでますね。

fg:ところで、林業女子会を見てびっくりしたこととかあります?

や:そうですね、、、びっくりしたこととかはないですけど。

fg:え、そうですか。意外。。。

や:ただ、最初に石川さんと藤島さん(注:林業女子会創設メンバー)が来た時、いい意味で盛り上げ係に徹してくれたらいいなあ、と思いました。これまでこっちの業界に全く興味のない人が振り向いてくれたらいいなあと思いますが。まあ、あとはなんだかんだで人の繋がりになりますし。

fg:私はスギダラでも活動してますが、スギダラでは「コエダで箸置きづくり」とかなかったから、なんて女子っぽい!と思いました。

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−「材木屋っていう職業がみんながやりたい、って思うような価値のある職業に復活してもらいたいよね。」

や:ちっちゃいものがいい、っていう感覚ね。それに、あれを街中でやるから意味があるし、男じゃできないですよね。あと、仕事とは全然別のことをするっていうのは男性ではやらないですね。

fg:ああ、確かに。それに、「見てみて!」とか、そういう広める感覚、共感するみたいのは女性特有ですね。ー最後に、山口さんの「夢」を教えて下さい!

や:そうだねえ、やっぱり材木屋っていう職業がみんながやりたい、って思うような価値のある職業に戻ってもらいたいよね、収入も含めて。
みんながやりたい、と思うような業種に復活してもらいたい。

fg:千歳の店を抱えるとまでは言わなくても、ですね(汗)。

や:そうだね(笑)。でも、多少金も持って、女性にもモテて(笑)、、、くらいになったらいいじゃない。あこがれの職業になればね。
それなりにやっていくためには知識も経験も必要だから、それくらいの見返りがないとね。

fg:なるほど。今日は長いお時間、ありがとうございました。また女子会のイベントにも遊びに来て下さい!

(有)アマノ

“葉枯らし”天然乾燥の天竜杉を製材し、工務店さんやお施主さんに直接販売しています。
所在地:静岡県周智郡森町一宮175 tel: 0538-89-7521
mail:info(at)tenryusugi.jp ※(at)を@に変えてください

【インタビューを終えて】
山口さんは、材木屋さんらしからぬオープンさと柔軟な考え方をお持ちの方だと、以前から感じていましたが、ご経歴やご経験を聞いて納得。様々な人たちとの繋がりや関係性を大切に、木を扱う仕事をされてきたのだと思いました。材木は経験が一番。その経験を生かして木を適切に、有効に使ってもらえるように売っていきたい、と営業としての心意気を教えてくださいました。国産材の住宅にこだわるアマノさんで、これからもたくさんの材を世に送り出してくれることでしょう。

2013.6.12 インタビュー 小粥・袴田