山口好則さん[有限会社アマノ 営業] vol.2

−「異業種に入ったことで今の仕事に役立ってることはいっぱいあって、特にパソコン関係は。」

fg:私たちが大学生の時くらいですね!

や:そうそう。元々は模型飛行機のシュミレーターをやりたくって触り始めたくらいなんだけど(笑)、最初のうちはエクセル、ワードなんて全然使ったことなくて、表計算ってなに?って感じでした。
で、半年後くらいに友達に「おい、エクセルで足し算できるって知ってるか?」って教えられて。それで、「エクセル、すっげえなあ!」と。(笑)

fg:私も一緒ですよ〜。「かけ算もできる〜〜!!」って。

や:そうそう。(笑)
で、その時にパワーポイントのやり方を教わったり。材木屋は普通そういう資料をつくったりしないからね。
その後、営業とか商品開発とかいろいろやることになって、とても役立ちました。

−「彼ら(設計士)の材木の知識が間違っているなら、それを教えてあげるのが俺の仕事なんだ、と確信しました。」

fg:その後、縁あってまた材木関係の会社に勤められ、今から7年ほど前にアマノさんに入られたということですね。

や:そうです。前の会社を辞めて、アマノに入る前に2、3ヶ月休んでたんです。それで、実はその間、日建学院に通いました。それまで建材を売ってたけど、設計のことなんて全然わかんなかったから、設計士さんがどの程度材のことをわかってるのか全然知らなくて。
で、2級建築士を受けたんです。

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fg:おお、すごいですね。で、結果は?受かりましたか?

や:学科だけはなんとか受かったんだけど、、、図面は実は無理だった。やっぱりね、だめよ。。。方眼紙の線がね、もう見えない。。。目は来るよ〜。40過ぎてからは一気に来るからね。

fg:なるほど。。。じゃあ、40才以上用の方眼紙とか作ってもらって、縮尺変えてもらわないといけないですね〜。(笑)

や:ほんとそうだよ〜。ただその時に、この人たちは材木に関しては何にも勉強してないんだということがわかったんですよ。彼らの材木の知識が間違っているなら、それを教えてあげるのが俺の仕事なんだ、と確信しました。
で、それからは建築士にダメ出しをするようになった。(笑)

fg:では山口さんの主な営業先というと設計士さんということですか?

や:工務店さんや設計士さんととかですね。
なるべく早い段階で相談してくれるとこちらもいろいろやりようがあるんですが、設計士さんから工務店さん、そこから材木屋に来る頃にはもう設計士さんの意図するところがよくわからなくなってます。
図面がかっちり決まっちゃってるとどうにもできなくて、困る。
品質的にも安定していて、コストも安い材があって、それが設計意匠にあうかどうか、そういった相談を早めにできるといろいろとやりようがあるんです。

fg:なるほど。ちなみに、最終の消費者、つまり山口さんの売った木で建てた家に住むお施主さんとの接触はありますか?

や:ありますよ、なるべく設けるようにはしてます。
自分が携わった家の上棟式のときはできる限り一升瓶を持って伺うようにしてます。日本中どこでも。

こちらに来てくれたりするお施主さんもいますしね。
家を建てる人たちはみんな夢を持ってきてるからその夢を壊さないようにしてます。
こちらも娘を嫁に出すような気持ちで材を出します、と言って(笑)。
材木ですので割れたりするし、いいことばっかりではないということも含めてお話ししたり。

fg:それ、大事ですね。

や:まあでもね、材木なんて金額知れてて、2000万〜2500万の家で一棟あたりせいぜい100万くらいですよ(構造材だけで)。家のだいたい1割です。柱の金額って、昭和40年代の金額と変わらないですからね〜。